パン屋さんのクロワッサン

大阪豊中市・天満橋のパン屋さん、パトリエフクモリの福盛尊子です。

 

今回は、皆さん大好きなのではないでしょうか。クロワッサン…♡
クロワッサンの食べ歩きされてる方も多いようで、お店によってほんと色んな
クロワッサンがありますね♪

そんなクロワッサンについて色々お話ししていきましょ☆



目次

≫クロワッサンの発祥
≫ヨーロッパのクロワッサンはパン屋さんが作っていない
≫クロワッサンとデニッシュの違い
≫クロワッサンはカフェオレで

 

「クロワッサン」は三日月の形をしていて、フレッシュバターの香りとサクッとした食感が特徴のフランスを代表するパンの一つです。発祥の地はフランスだと思われが ちですが、そうではないようです。

 1683年、オーストリアの首都、ウィーンの街はオスマン・トルコの大軍に3ヶ月も包囲されて、緊張状態にありました。ある日の真夜中のことでした。町のあるパン屋さんが、いつものように翌朝に間に合うようにとパンの生地を手でこねていますと、地面の下の遠くの方から妙な物音が響くように聞こえてきました。不審に思って、守備の軍営に走って行き、そのことを伝えました。

 なかなか落ちないウィーンの守りの固さに手を焼いたトルコ軍が、トンネルを掘って市内に侵入しようとしていたのでした。静かな真夜中に仕事を始めるパン屋さんの習慣が、ウィーンの街を危機から救ったのでした。このことを記念してウィーンのパ ン屋さんたちは、トルコ国旗の三日月紋様に似せた形のパンを作ったそうで、これがクロワッサンの原型

と言われています。その100年ほど後、オーストリア皇女でフランスに嫁いだのちのマリー・アントワネットがパン職人と共にその製法をフランスに 伝えました。

 

引用:一般財団法人製粉振興会参与 農学博士 長尾精一


◇ヨーロッパのパン屋さんはクロワッサンを作らない

 

ヨーロッパでは、パティスリーによって作られる事が一般的!
パティスリーとは、ケーキや洋菓子を専門的に扱うベーカリーショップの一つで、
パティシエの資格がある職人がいるベーカリーショップにだけパティスリーという名称
を使う事ができます☆
クロワッサンやデニッシュはケーキの一種と考えられていて、日本のように
ベーカリーが作る事はあまりないのです。。

 

◇クロワッサンとデニッシュの違いとは??

クロワッサンの生地は強力や薄力をブレンドし、イーストを使って発酵させ
シートバターやマーガリンを折り込み、シーターという機械で何度も折り畳んで
軽く焼き上げるのが一般的。デニッシュよりも塩分が多めです。
バターと一緒にチョコレートやキャラメルシート等を折り畳む事もアレンジとして
多いです。クロワッサンは塩分が多く甘さ控えめな事から、サンドイッチとして
食べられる事も多いです。

一方デニッシュは生地としてクロワッサンとあまり変わりませんが、
大きく違う事は砂糖やバターの使用量がとても多いです。
日本では生のフルーツをたくさん乗せた、ケーキのようなデニッシュがとても
多いですが、ヨーロッパでは生のフルーツを使わずジャムやコンフィチュール
フルーツのシロップ漬けを乗せて焼く事が多いです☆
デニッシュという名前よりペストリーという名前で売られてます♪
日本は本当に繊細で細かくきれいなので、フランスの方もびっくりされます…笑
今ではフランスから日本へ勉強をしに来る方も増えてるとか…

 

◇クロワッサンはカフェオレ◇

朝から重たいわ!って思うかもしれませんが、フランスでは一般的で朝から
結構食べます。カフェオレを皆さんは日本のカフェで出てくるアートなかわいいものを
想像しているのではないでしょうか???

 

フフフ(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

 

カフェオレボウルといわれる、どんぶりバチなみの大きさのお皿で飲みます。。
お写真載せたかったのですが、改めて載せますね♪
これにクロワッサンをドボンして食べるのです。

私も留学して初めてホームステイで出てきた飲み物がこのボウルに入ったカフェオレでした笑

最初はなんかの冗談かと思いましたが、フランス人はカフェオレだけ飲んで出勤することも
多いんです。又、フランスのカフェにはカフェオレはあまりないです。
家庭で飲むものとして位置づけられているので、日本ほど多くないですね。
もちろんカフェでボウルばっかり出てくるわけではなく、日本のようなラテアートもありますよ♪

 

いかがでしたか?

掘り下げれたらきりがないほどクロワッサンの奥は深いです。
皆さんも色んなクロワッサンを召し上がってみてはいかがでしょうか?

そしてお家でどんぶりに(いやカフェオレボウル)にカフェオレ入れてドボンしてみてください♪
フランスの風景が見えてくるかもしれません…♡

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